どのネットワークビジネスを選ぶか

どのようなネットワークビジネスであれば初心者でも安心して始めることができるのでしょうか。

ネットワークビジネスが主催会社の製品を愛用するメンバー組織を拡大して行くことにより主催会社からお礼をもらうものであるという原点を認識すれば、自ずと答えは出てきます。

愛用者でいる分には購入してもしなくても、少量でも大量にでも、製品を好きなように消費できますが、ビジネスに参加する場合には毎月の購入額が定められております。

この定められた購入額がむやみに高額ですと、新規の参加者にはつらいものがあります。

当然のことながら、誰でも参加したばかりの時期は、ネットワークビジネスから得られる収入はありません。収入がないにもかかわらず高額の出費を強いられることになります。

とは言っても、参加者全体の消費の総額が得られる収入に関わるという仕組みですので、余り安くするとビジネスとして成り立たなくなります。

このあたりの兼ね合いが難しいのですが、ビジネスに参加し得る月毎の購入額は多くても10、000円以下が望ましく、5000円程度であると参加しやすくなるでしょう。

ビジネスの参加費や年会費など意味のよくわからない不要な出費のないものであると良いでしょう。

ネットワークビジネスは、運用によって別なビジネスと言えるほどに姿を変えてしまいます。

本来、ネットワークビジネスは、主催会社の商品を介して、人と人との共存共栄的な結びつきを作り上げることによって参加者の収入を確保しようというものです。

しかし、より早く、より多くの収入を得ようとして商品購入額を増やしたり、一度に多くの商品を購入させたり、特別なボーナスプランを設けたりして、高額なお金をかけて高収入を得るというようなマネーゲーム化への道をたどります。

ネットワークビジネス本来の理念を忘れて無理をすると、いろいろなところで弊害を招き、ビジネスが暗礁に乗り上げてしまい、ひどいときには大きな借金を背負ってしまうこともありますので、このタイプには注意しましょう。

目先のお金ではなく、将来の安定した大きなお金を得ようという長期的な展望を持ってビジネスを進めるべきです。

その他に購買型か販売型かという違いもあります。

購買型のビジネスでは、ビジネス参加者は主催会社から直接商品を購入します。

通常の通信販売と同じように気軽に必要なものを必要なだけ注文ができ、報酬の計算なども主催会社が行ってくれます。参加者は送られてくるレポートを見るだけで自分のビジネスの状態を把握できます。

販売型では、主催会社から買い込んだ商品を自分がビジネスを紹介したメンバーに販売することになります。

在庫を抱えることになり、面倒で、それが基でトラブルが起きる場合もあります。

次に、購入する製品の種類は、どんな人でも、毎日使う消耗品が望ましいでしょう。

常に商品流通が発生してビジネスとして進める上で有利になります。

その反対の製品、例えば、高価な耐久消費財や年に1度しか買わないようなもの、または男性だけが必要なものなど購入する人が制限されるような製品でのビジネスは、それを補って余りあるメリットがある場合以外は避けた方が良いと考えられます。

さらに、同種の他製品には無いか、あるいは他製品を上回る特長を備えた製品であれば言うこと無しです。特長の内容や価格にもよりますが、その特長はビジネスを行う上で強い味方となってくれることでしょう。

価格も重要な要素です。

一般にネットワークビジネスで流通する製品は一般市場に流通する同種の製品より割高なことが多いようです。

ビジネスとして取り組む者にとっては、流通する製品の金額の総額が収入の基となりますので、高額な製品を流通させて総額が増えることは望ましいのですが、一般市場の同等の製品とかけ離れた価格では愛用者が限られ、ビジネス参加者も容易に参加できなくなります。

製品の持つ特長との兼ね合いもありますが、一般市場流通品と大差ない価格であることが望ましいでしょう。

主催会社が外資系か内資系かという違いもあります。

ネットワークビジネスとしての社歴が重要ですが、外資系で世界中でネットワークビジネスを長期にわたり展開している会社であれば、その会社の製品およびビジネスは世界中の人に支持されていることになり、安心でしょう。

ネットワークビジネス選びで最も重要な事項は、一言で言って、潰れない会社を選ぶことです。

ネットワークビジネスで商品を売ろうとする会社の多くは、すぐ潰れます。

せっかく多くの人に参加してもらって、月収１００万円稼ぐようになっても、会社が潰れれば、月収０円になってしまいます。

なぜ、潰れるのでしょうか。

製品の質や価格、ビジネスシステムなどネットワークビジネスの重要な要素に無理があると考えられます。

一番重要な要素は製品の品質と価格だと考えます。

品質や価格から見て製品が一般市場では売れないものであった場合は危険です。

製品の購入者がビジネスメンバーに限定されますので、多くのメンバーを集めなければならず、ひとりひとりの購入額も高くなります。すぐに脱落者が出そうで、長続きしないことは明らかです。

ビジネスにあまり興味のない愛用者が多いと有利になります。愛用者の購入費はネットワークビジネス主催会社の経営に大きく貢献します。

製品の価格を下げられ、ビジネスメンバーの負担を軽くし、参加を容易にします。

潰れない会社の特徴は、特長のある製品を持ち、世界規模で長年にわたりビジネスを継続していることとなるでしょう。ビジネス参加に必要な最低購入額の低さを指標にしてもよいかも知れません。

これらの要素が揃っていたとしても、高額なお金をかけてタイトルを取得して高収入を得るというマネーゲームのような様相が常態化しているところは避けた方が無難でしょう。

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