他のビジネスの成功の可能性

瞬時に非常に多くの人に情報を伝えることのできるインターネットを一般の人が自由に使えるようになって、まだ10年も経っておりません。

その活用法はまだまだ発展途上にあり、うまく使いこなせた人にチャンスは生まれます。

そのよう考える人は多く、多くの人がインターネットを活用してビジネスを行おうと考えております。

しかし、実際にビジネスを始めて、期待したほどの収入に結びつけている人は決して多くありません。むしろほんのわずかな人だけが収入を得ていると考えた方が間違いないでしょう。

ネットビジネスの難しさ 第一の理由

ネットビジネスの難しさの理由の第一に、ネットビジネスでは競争相手が非常に多いことがあります。

例えばコンビニや飲食店などの一般のお店には地理的な強みがあります。周りに同種の店がなければ周辺あるいは近隣の客が期待でき、店を出すだけで客が覗いてくれます。

しかし、インターネットでは、どのネットショップへも瞬時に行けます。外国のショップへも瞬く間に行けるのです。

ビジネスを始めた途端に競争相手の海に放り出され、多くは競争相手の海に埋没してしまいます。競争が非常に厳しい世界です。

他にはない魅力的な商品を持っているか、あるいは特殊な方法あるいはノウハウを持っている人だけが収入を得られる厳しい世界です。

ネットビジネスの難しさ 第二の理由

ネットビジネスが難しい第二の理由としては、インターネットの活用の難しさがあります。
これは、競争の激しさに起因している点で第一の理由と同じかも知れません。

インターネットには非常に多くの人に情報を伝えることができるという利点があります。そして、誰でもインターネットを使うことができるのです。

これはもろ刃の剣なのです。自分ができることは誰にでもできます。普通のホームページを作ることなど誰でもできます。

誰でもインターネットを使えますが、有効な使い方を知らないと競争相手の海に埋没してしまい、何もしていないのと変わらなくなります。

ビジネスを行うためのインターネットの活用方法、特にインターネット上での宣伝広告には大変に奥の深いノウハウが必要となり、ビジネスを行う人はそれを学ぶ必要が出てきます。

最低でも集客力のあるホームページを作るなどの活用法は必要です。

ネットビジネスの難しさ 第三の理由

第三の理由は、一人で競争に立ち向かわなければならなくなることです。

労働の切り売り的な内職なら、言われる通り行えばお金にはなるでしょうが、費やした労力や時間を考えると空しい金額にしかなりません。

やはり、アフィリエイトやネットショップなどのある程度起業的なビジネスでなければ期待する収入にはならないでしょう。

ネットビジネスはあくまでプライベートなビジネスですので、多くは一人でビジネスを起こすことになります。

第二の理由でも書きましたが、インターネット活用のノウハウが必要になりますが、一人ではその習得が大変です。そのノウハウを教えてくれる人に出会えるチャンスは大変に少ないと言えるでしょう。なぜなら、周りは競争相手ばかりの世界ですから。

ネットビジネスの選択から、選んだビジネスで競争に勝ち抜く方法を創り出していくまで、また日々の活動およびトラブルの対応まですべてを一人で行うことになるのです。

相談相手がいないと、前に進めなくなり、結局、途中で投げ出してしまうことになります。

何らかのビジネスでの成功の経験のある方なら別でしょうが、未経験の方がネットビジネスを始めると高く厚い壁が待ち受けているのです。

ビジネス選びについて

お金のあまり流れないところや流れが滞りがちなところに、努力をつぎ込んでも成果は知れたものです。

ネットでの副収入確保を考えたとき、起業的なビジネスをお勧めします。しかし、他の人が作ったお金が流れる道を辿るだけではあまり収入にならないと考えた方がよくはありませんでしょうか。

既にその道には多くの人が群がっているため、得られる分配金は僅かなものとなってしまうのではないでしょうか。

ビジネスの世界では、「差別化」とか「特異性」などという言葉がよく使われます。

同じ種類の製品でも、メーカーが違えば、どこかに違いが出てくるものですので、その違いを利用して販促活動を行うときに使われる言葉です。

例えば、同業他社が出している製品と比較して自社の製品にはこんな特徴があるのでその点に絞って販促活動を行おうとか、自社には創業以来長い歴史があるのでその点をアピールすることによって自社の製品の販促につなげようなどというものです。

いずれにしても、何らかの特徴や違いを出すことはとても重要です。

ネットショップやアフィリエイトについてこの点を考えてみると、ネットショップやアフィリエイトがまだあまり普及していなかった頃はそれ自体が珍しくて人が集まってきたと考えられます。

しかし、それらが普及した現在、同じ製品を同じ価格で同じサービスで提供するネットショップが沢山できてしまいました。

確かに、その間、ネットで商品を買う人は増えたでしょうが、その人達は有名な大手のネットショップで買っているのです。

つまり、どこでも同じならより安心な、多くの他の人が買うネットショップを選ぶことになります。

大きなショップは中小のショップに比べて、価格も有利に設定できますし、品揃えも豊富で、別な種類の商品もあることから別製品を目指して訪れた人まで顧客にできます。

インターネットがかなり普及して誰でもビジネスを始められるようになりましたが、既存のレールに乗っていては、共倒れです。

かと言って、今までに誰も考えなかったような新しいビジネスはそう簡単に見つかるものではありませんし、自力で収入が得られるようになるまでに育て上げるにはリスクが大きすぎるように思います。

できれば、既存のビジネス形態を踏襲しつつ、新規参入者が増えても競争にならないネットビジネスがあると良いとは思われませんでしょうか。

ネットワークビジネスはそれに該当します。


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